働きやすい環境を整える秘訣
2025/04/15
こんにちは、plus-STの渡邉です。
新年度から新しい環境に身を置いているみなさん、お元気ですか?
仕事には慣れましたか?
人間関係はどうですか?
私は言語聴覚士として働いてきましたが、人見知り&いわゆるコミュ障です。
自分でもよくこの仕事を続けてきたなと不思議に感じます。
そんな私でも、組織の中でスムーズに業務を進めるために意識しているポイントがあるので、私と同じように人付き合いに気合いが必要な方に届けばと思います。
目次
まずは笑顔、なによりも笑顔
やはり、むすっとしている人に話しかけたくなる人はいません。
特に新人時代は緊張や不安から口角が下がりがちになるので、努めて口角を上げていました。
マスクをしていてもほほえみって透けて見えませんか?
TPOに合わせる必要はありますが、基本的には笑顔で過ごしていました。
不思議と自分もリラックスできますよ。
相手の立場に立つ
病院の場合、リハビリスタッフ以上に病棟の医師・看護師・介護士などは多忙なことが多いです。
病院以外の勤務先であっても、他スタッフと関わるときには仕事の合間を縫って時間をつくってもらうでしょう。
そんなときは、相手の時間を自分が拝借していることを心に留めていました。
また、相手にわざわざメモを取らせなくて済むよう、事前に用意できる場合はこちらで伝えたい要点をまとめてお渡ししていました。
なにもパソコンで打って印刷する必要はありません。
相手が読める丁寧な字であれば、ふせんに手書きで十分です。
そういった小さな心遣いが、伝達ミスを防ぐことにもなります。
自分を売り込むつもりで
私たちは、他職種から頼ってもらってナンボだと思います。
それこそ専門性を活かして活躍できる場ではないでしょうか?
お困りごとがありそうなら率先して現場を見に行き、呼ばれれば即座に出向いていました。
「STさんいますかー?」と呼ばれていたのが、ある日「〇〇さん来れますかー?」と名前で呼ばれるようになったとき、ある種の達成感を感じるでしょう。
単位や実績には直結しなくても、病棟や他職種からのお願いごとに丁寧に対応していれば、いつのまにかぐんと働きやすい環境が整っているはずです。
特に新人の頃は、信頼してもらえるまでに時間がかかります。
小さな「ありがとう」を積み重ねて、言語聴覚士として重宝される人材になりましょう。
番外編:飲み会って行った方がいいの?
コロナ禍を経て随分と減ったと聞く飲み会ですが、私は元々苦手でした。
行けば楽しいこともあれば、やっぱり来なければよかったと後悔することもあります。
翌日朝から用事があるとか家庭の事情など、誰もが納得する明白な理由があればいいのですが、なかなかうまい言い訳も思いつかず(そして断る勇気もなく)、毎回気乗りしないまま参加していました。
そんな20代を経て30代になり、結婚・出産などの環境の変化により飲み会の欠席が続いている私が出した結論は…
どっちでもいい! ※個人的な意見です
たしかに、職場の外で仕事ではない話をすることで、距離が縮まり仲良くなれたり仕事がしやすくなったりすることはあります。
しかし、その場に参加していなくても、普段の仕事ぶりから人柄は伝わるものです。
業務が落ち着いているほんの数分の雑談で、距離が縮まることもあります。
だから、無理して参加しなくてもよいのではないかと、個人的には思っています。
たとえば、勤務先が主催する大規模な忘年会は参加するけど、部署の飲み会はパスするとか…
自分がメインとなる歓送迎会は行くけれど、そうでなければ行かないとか…
今は個人の決定を尊重すべきという風潮が強いこともあり、不参加を理由に蔑まれることもないはずです(と願っています)。
自分の貴重なお金と時間を使って心身ともに疲弊するくらいなら、欠席してもいいと思いますよ。
さいごに
看護師さんに親切にしようが、介護士さんのお願いを無視しようが、自分が受け取るお給料は変わりません。
診療報酬請求に必要な最低限の書類作成と、監査に引っかからない最低限の業務を行ってさえいれば、お給料を得ながらその組織で働いていくことはできます。
もしかしたら、自分が休憩時間を削ってまで病棟の依頼に応えている横を、「お疲れさま」の一言もなしに素通りする同僚がいるかもしれません。
それでも、円滑な業務遂行のために、お互いに助けあい・支えあうことは無駄ではないと思います。
あなたががんばる姿を見ている人は必ずいます。
どうか腐らずに、多職種連携を楽しんでくださいね。
執筆者:渡邉睦美(言語聴覚士)
このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
執筆者は企画の和久井のほか、色々な職場・働き方・ジャンルで活躍されている言語聴覚士に依頼していく予定ですので、リクエストもお待ちしています。
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