ログイン・会員登録ログインアイコン

コラム

plus-STトップ > コラム > LSVT LOUD®を取得してみませんか?

LSVT LOUD®を取得してみませんか?

2024/11/19

皆さん、こんにちは。plus-STの黒木です。
本日は私も取得した資格「LSVT LOUD®」についてまとめてみました。
ぜひ読んでいただけたら幸いです。

LSVT LOUD®とは

Speech therapy for Parkinson’s disease and other conditions | LSVT Global

LSVT GLOBAL What is LSVT LOUD? より


LSVT GLOBALのサイトには

LSVT LOUDは、パーキンソン病(PD)やその他の神経疾患を持つ人々にとって効果的な言語療法です。
LSVT LOUDは、パーキンソン病の人々が、自宅、職場、またはコミュニティで話すときに、より正常なラウドネスレベルで声を使用できるようにトレーニングします。治療の鍵は、人々が自分の知覚を「再調整」して、他の人に聞こえる音量や小ささを知り、通常の音量レベルでより強い声を快適に使用できるようにすることです。
LSVT LOUD治療はPDのすべての段階の人々を助けてきましたが、研究の大部分は病気の中等度の段階の人々に関するものでした。LSVT LOUDは、進行性核上性麻痺(PSP)などの非定型パーキンソニズムの人々も支援しており、最近では、脳卒中や多発性硬化症に起因する言語障害のある成人や、脳性麻痺やダウン症の子供にも有望視されています。

と記載されています。
元々はパーキンソン病やその他の神経疾患を持つ方に向けて開発された言語療法でしたが、他の疾患にも応用することができるようです。

LSVT LOUD®の認定セラピストになるには

基本的には年に1度、オンラインによる事前学習と2日間の対面講習会を受講したのち、認定試験に合格することで取得出来ます。

私が取得した年はコロナの影響もあり、zoomを使用した完全リモートでした。
今年は先週の土曜日・日曜日(2024年11月16日・17日)に国際医療福祉大学成田病院で対面講習会が実施されました。

LSVT LOUD®講座を受けてみて

現地での対面講習会に関しては、残念ながら経験していないため雰囲気などをお伝えすることが出来ないのですが…
zoomでも非常に充実した内容で、時間があっという間に感じました。

ちなみに、私は英語の能力が壊滅的です…。読んでいただいている方の中にも同じように不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません…ですが、ご安心ください!
通訳の方がすべて翻訳してくださるので、英語力が壊滅的な私でも安心して受講することが出来ました。
また、実際にプレゼンターの先生方が経験した症例の動画を拝見したり、実際にセラピスト同士でのワークショップの時間も設けられており、実施方法についても非常にわかりやすい講座でした。
認定試験に関しては事前学習や対面講座の内容から出題されるため、しっかりと復習をしておくことをお勧めします。

LSVT LOUD®の更新制度

新潟リハビリテーション大学 LSVT認定資格の更新について(BIG・LOUD共通)Q&A より

オンライン更新システム(更新専用の短時間オンライン講義)が確立している言語圏では2年ごと、対面講習しか実施されていない言語圏に関しては、5年ごとの更新が原則になっています。
しかし、日本で開催された日本語通訳付き講習会に参加された受講者に関しては、
 ①対面講習会への受講希望者が非常に多く、更新目的の受講者の登録枠確保が現在困難であること
 ②LSVT講師の来日回数を増やすことが容易でないこと
 ③日本語版オンライン更新システムが確立していないこと
という理由があり、LSVT Globalの判断で、更新義務は「保留」とされています。

今後、システムが確立した際には、更新が必要になってくるようです。
更新の際にはメールでお知らせが届くようですので、その点も安心ですね!

最後に

今回はLSVT LOUD®についての内容でした。
PDだけでなく、様々な疾患への応用も始まっているLSVT LOUD®
取得を考えている方の参考になりましたら幸いです。

このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
執筆者は企画の和久井のほか、色々な職場・働き方・ジャンルで活躍されている言語聴覚士に依頼していく予定ですので、リクエストもお待ちしています。
コミュニティもしくは 「お問い合わせ」フォームまで、皆様のご意見・ご感想をお待ちしています!

執筆者 黒木清佳 (言語聴覚士)
【略歴】
2019年 言語聴覚士国家資格取得
急性期~生活期まで、幅広いステージの病院勤務を経験。
現在は児童発達支援事業所に勤務。
【保有資格】
・言語聴覚士国家資格 ・臨床神経心理士 ・LSVT LOUD

コメント機能は会員限定コンテンツです。
ログインしてからご利用いただけます。

会員登録される方はこちら 新規会員登録

Copyright ©plus-ST All Rights Reserved.