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言語聴覚士国家試験の勉強法

2024/11/12

皆さんこんにちは。plus-STの黒木です。
今日は、私の学生時代に行っていた国家試験の勉強法についてお伝えします。
皆さんのお力に少しでもなれたら幸いです。

私の成績

恥ずかしい話ではありますが、私は学生時代、勉強ができる方ではありませんでした。
自分に合った勉強法が分からず、勉強に対して苦手意識があったというのも成績に影響していたと思います。
しかし、国家試験はどんなに嫌でも迫ってきます。
そこで、私に合った勉強法を模索してみることにしました。

まずは…

まず私は国家試験の過去問を解くことにしました。
問題数が多い教科は過去5年分、少ない教科は10年分をひたすら解いていたように思います。
「とりあえず3周する」という目標を立てて、間違えた問題には印をつけ、3回間違えてしまった問題は解説をノートにまとめるという一連の流れを繰り返しました。
また、模試で間違えてしまった問題も同様に解説をノートにまとめていました。
自分だけの「国家試験対策ノート」を作成したことで、わからない問題があったときはそのノートを見返すことができ、自分の苦手な分野を理解することが出来ました。

もちろん、それだけでは補えない内容もあります。その際にどのような方法で勉強をしたのかも説明していきます。

私なりの勉強法

私が国家試験の時に行っていた勉強法をいくつか紹介します。

①言語聴覚士テキストを読む
先生方からもよく「言語聴覚士テキストの内容を網羅すれば、6割とれる」と言われていました。学生時代の私は「本当か?」と半信半疑ではありましたが、試験の際に「あ、あのページに載っていたな」と感じることが多くありました。私は過去問を解くことに疲れてしまったときや寝る前に言語聴覚士テキストを読む習慣をつけました。おすすめは音読です。視覚+聴覚のダブルで情報を入れることで、内容を覚えやすかったように感じます。

②イラストを描く
特に心理学系の科目で行っていました。人の名前やその人と関係のある内容(例えば「スキナー⇔オペラント条件付け」など)を覚えやすくするために、似顔絵を描き、その横にその人物と関係のある内容を記載しました。色分けもしておくと「青色だったからスキナーだ!」と思い出しやすかったです。

③先生方が作成した国家試験対策用のレジュメを熟読する
先生方は今までの国家試験からの傾向をもとにレジュメを作成してくださっています。大事なところがぎゅっと詰まっているので、レジュメを熟読することで大体の要点を抑えることができました。

④SNSを活用してみる
SNSでは国家試験を控えた受験生が試験範囲をイラストなどでまとめていたり、臨床に出ている言語聴覚士が国家試験の内容に+αの情報を加えて発信してくださっていたりします。
「勉強、疲れたな…」「ちょっとSNSを見ようかな…」と思った際には、国家試験の内容に触れたポストを見てみるのも良いと思います。私も何度か、SNSでの情報に助けられたことがありました。
もちろん見て終わりではなく、その後自分の知識になるように深堀りしてみることも大切です。

自分に合った勉強法を

早いものでもう11月。国家試験まであと3か月ほどです。
受験生の皆さん。どんどん寒くなっていきますので、体調には気をつけて頑張ってください!
まだ受験まで時間がある皆さん。自分に合った勉強法を見つけて、定期試験などを乗り越えてくださいね。
私自身、学生時代には楽しかったこと、辛かったこと、たくさん経験してきました。
その時の経験は、社会人になった今も生きていると思います。
学生の皆さんを心から応援しています。

このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
執筆者は企画の和久井のほか、色々な職場・働き方・ジャンルで活躍されている言語聴覚士に依頼していく予定ですので、リクエストもお待ちしています。
コミュニティもしくは 「お問い合わせ」フォームまで、皆様のご意見・ご感想をお待ちしています!

執筆者 黒木清佳 (言語聴覚士)
【略歴】
2019年 言語聴覚士国家資格取得
急性期~生活期まで、幅広いステージの病院勤務を経験。
現在は児童発達支援事業所に勤務。
【保有資格】
・言語聴覚士国家資格 ・臨床神経心理士 ・LSVT LOUD

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