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すそ野を広げること

2024/05/24

こんにちは。plusーSTの和久井です。

「言語聴覚士」という職についていると、医療とは関係のない友人や親戚などに
「どういう仕事なのか」を説明する機会が比較的多くあると思います。

言語聴覚士の認知度って高い?低い?

あるあるなやりとりが・・・

Q:何の仕事してるの?
『リハビリの先生だよ』
Q:あ、理学療法士・・?
『ことばのリハビリなんだよねー』
Q:そんな仕事があるの?!
『たとえば、脳梗塞とか脳に何かあったときに、喋れなくなってしまうことがあってね・・』

と、「こういう病気が原因で、こういう障害が起こる可能性がある」ことから丁寧に説明することがほとんどだと思います。
自分がどの領域で働いていても、相手が想像しやすいイメージから説明していくと思いますが、
そこでいつも感じることが、「STの一般的な認知度の低さ」です。
一般的な認知度ってなんだ、という話ですが、個人的な体感の話です。

言語聴覚士を知ったきっかけ

一般的に進路や将来の夢を決めるタイミングは、早くて小学校高学年、
中学・高校、がほとんどだと思います。
その時点で『言語聴覚士』は、なりたい職業のなかにノミネートできているのでしょうか?

個人的にも、言語聴覚士の存在を知ったのが大学の心理学科で「高次脳機能障害学」を履修した時なので、大人になるまで知らないという方が圧倒的多数なのではないか、と思われます。
皆さんが『言語聴覚士』を知ったきっかけは、何歳の時に、何がきっかけでしたか?

言語聴覚士がまさかの人気職業ランキング〇〇位!!

つい最近Xで見かけたトピックで、『言語聴覚士が、人気職業ランキング7位になっているらしい!?』というものがありました。調べてみると・・・「13歳のハローワーク 公式サイト」の2024年3月月間ランキングで本当に7位にランキングしていました。(画像)

言語聴覚士は、とにかくまだまだ足りないので
そのためには、若い世代まで知ってもらえるような入り口を広げること、
そしてその結果としてすそ野を広げられることがもっともっと必要だと思います。

言語聴覚士をもっと広げたい!

出身校のキャリアガイダンスに出ること、メディアに露出すること、
大学で講義をすること、SNSで発信することなどで
『言語聴覚士』がもっと知られていくといいな、と思っています。

このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
執筆者は企画の和久井のほか、色々な職場・働き方・ジャンルで活躍されている言語聴覚士に依頼していく予定ですので、リクエストもお待ちしています。
「お問い合わせ」フォームより、ユーザーの皆様の声をお待ちしています。

執筆者 和久井和佳子(言語聴覚士)
【略歴】
2010年 言語聴覚士 取得
・公益社団法人発達協会(療育指導)・東京さくら病院(回復期病院)
2014-2022年 順天堂東京江東高齢者医療センター
・施設訪問自費リハビリ(業務委託)・支援学級指導員(非常勤・東京都)
・訪問リハビリ(非常勤・東京都)・児童発達支援事業所(非常勤・東京都)
2022年10月〜 新浦安内科・脳神経内科クリニック(常勤・外来リハビリ・千葉県浦安市)

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