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小児の訪問看護リハビリステーション

2026/01/13

訪問サービスの開始に伴って行なわれること

オープンとともに始まったことは、まず事務所周辺の医療機関(病院が主)へ営業に回り、認識してもらうことからでした。

また、医療的ケア児には相談支援専門員がついているため、支援センターや市町村の役所窓口等と関係性を築くことも大切です。

なぜなら、訪問看護ステーション単独で訪問サービスを開始することはできないからです。

スタッフが自宅を回って利用する患者様を獲得するのではなく、医療機関や相談支援専門員からの訪問依頼を受けてはじめて訪問を開始するための手続きがスタートできます。

看護ステーションから訪問看護指示書依頼書を郵送し、医療機関等から訪問看護指示書をもらってから利用者宅へ電話をし、契約日時が決まり、直接自宅へ訪問した日からサービスが利用できる仕組みとなっています。

どんな患者様がいて、どのように訪問するのか

小児は医療保険を使ったサービス利用となるため、無料でサービスを受けることができます。

介護保険を使った訪問サービス(18 歳以上)に比べると、気軽に活用できるサービスと感じられるかもしれません。

そのためか、オープンから 3 カ月ほどで ST の訪問枠がほとんど埋まってしまうといった状況でした。

利用者層は発達障害児(グレーゾーンを含む)と医療的ケア児でした。

一部、グレーゾーンからくる不登校児、構音障害児の訪問もありました。

移動手段は地域によって異なり、オートバイや電動自転車、自動車が使われます。

小児の訪問は患者獲得のために範囲を広く受けていたため、移動距離が長く、スケジュールを組ん
でいく作業が大変でした。

なぜ通所ではなく訪問なのか

医療的ケア児は訪問するイメージがつくかもしれませんが、特に、発達障害児や構音障害児はなぜ通所ではないのかと感じられた方もいるかもしれません。

ですが、通所か訪問かが決まる要因は障害や介入する内容ではなく、介入する児童の要因と家族の要因とで決定していくのです。

具体的には、母の精神や体調の状態、勤務状態や児の精神状態などがあります。

サービス終了時期の見極めや促しが難しい

訪問は利用者さん側が出向く必要がない上に、サービス介入中は保護者の方がお子さんから離れて家事ができたり、仮眠をとれたりします。

そのため、昼夜問わずお子さんの看護を担っている保護者の方からは、訪問を歓迎する声が多く聞かれます。

その分、必要性の低下などを理由にサービスの終了や通所への移行を促す際には、訪問を利用する以上のメリットを提示する必要があるでしょう。

 

医療的ケア児は、必要なケアの種類や頻度によって長期間の訪問利用が必要なことが多い一方で、発達障害児は、集団での経験がお子さんにとってプラスに働くケースも多くあります。

そういった未来を描けるように、見通しなども含めてきちんと説明し、納得していただいた上でサービス終了や他サービスへの移行が円滑に進むよう配慮するところも、言語聴覚士の役割のひとつかもしれません。

 

訪問は、インセンティブ制度などもあり報酬が他業態と比べて高くなりやすいことや、より密接にかかわることができてやりがいを感じることも多いかもしれませんが、通所への移行やサービス終了のタイミングを見失わないようにすることも大切だと感じました。

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