ケース会議の発言が怖くなくなる3つのコツ
2025/10/14
こんにちは、plus-STの渡邉です。
言語聴覚士として働いていると、多職種連携が欠かせません。
そしてその象徴とも言える場が、ケース会議です。
サービス担当者会議やカンファレンスなどさまざまな呼び名がありますが、多職種で集まって患者さんや利用者さんのことを話し合う場ですね。
そういった場を得意としている方はいいのですが、わたしはどちらかというと毎回緊張して手汗でじっとりするタイプです。
けれど、だからといって発言を避けるわけにもいかないのが実情ではないでしょうか。
こういった場は言語聴覚士としての専門性を発揮し、他職種の方に信頼してもらえるチャンスでもあります。
だからこそ、発言が怖くなくなるコツを3つにまとめてみました。
目次
事前の準備がカギ
わたしの場合ですが、緊張の正体は「質問されて答えられなかったらどうしよう」という不安が大半を占めています。
だからこそ、事前の準備を抜かりなく行い、当日もすぐに情報を確認できるようにしてきました。
だいたいの場合、「STさんはどうですか?」といった具合に話を振られることが多いです。
まずはこのときに発言する内容を、簡潔にメモなどにまとめておきます。
・これまでの経過と現状
・取り組み(リハビリ)の内容
・今後の見通し
以上3点は必ず盛り込むようにしてきました。
さらにこのほかに質問されそうなことを想定して、プラスで箇条書きにしておいたり、カルテなどを持参するなら該当する部分にふせんを貼っておいたりして、すぐに対応できるように下準備をしておきます。
また、大きな病院などでは、短時間に多数の患者さんについて話さなければならない場合もありますよね。
そんなときも焦らなくて済むように、そして情報の抜けがないように、1番言いたいことと聞きたいことを決めておくこともポイントです。
これらの準備をしっかりしておけば、自信を持って会議に臨めるでしょう。
専門用語の罠
ケース会議には、医療福祉の専門職が多数集まります。
そのため、伝わるだろうと思って専門用語で説明してしまいがちですが、意外と言語聴覚士が使う専門用語が浸透していないことも多いと学びました。
特に、ケアマネジャーやソーシャルワーカーなど福祉寄りの専門職や、小児の場合は学校の先生など、後からこそっと「〇〇ってどういう意味だったんですか?」と確認されることもありました。
専門職が集まる場とはいえ、その領域は多岐に渡ります。
だれが聞いてもイメージできる言葉に言い換えて表現することで、用語確認のための質問や誤解を避けることができ、信頼度もupすると思うので、ぜひ意識してみてください。
結論を提示する場ではない
会議の場では、言語聴覚士としての結論を発表しなければならないわけではありません。
悩んだり迷ったりうまくいかないことがあるのならその情報を共有し、最適な解決策を探るための役割も担っています。
言語聴覚士の専門的な視点を提供しつつ、「看護師さんとしてはこのリスクをどうお考えですか?」とか「よりベターな福祉用具はありませんか?」など、他の専門職の知恵をお借りして、よりよい支援に繋げて行く――
これができることこそ、多職種が集まるケース会議の開催意義だと思います。
逆に、他職種から言語聴覚士としての意見を求められたときにさっと答えられるよう、やはり情報の整理は事前にしっかりしておきたいところですね。
さいごに
ケース会議での発言が怖いのは、なにも新人さんに限ったことではないと思います。
わたしは何年経っても毎回緊張していました。
おそらく多くの言語聴覚士が経験する感情ではないでしょうか。
ですが、しっかりと事前の準備を行うことで、会議はより有意義な時間になるはずです。
さらに、回数を重ねれば顔ぶれも見知った人が増えてきて、ぐっと発言しやすくなるでしょう。
どうか臆病にならずに、事前準備をしっかりして臨んでくださいね。
執筆者:渡邉睦美(言語聴覚士)
このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
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