自分の適性から見つける“新しい未来のキャリア”
2025/05/20
こんにちは、plus-STの渡邉です。
言語聴覚士の職域は広がり続けており、今や病院勤務が当たり前だった時代は遠い過去のものになりました。
そうなってくると「わたし、今のまま働きつづけてていいのかな…」「もっと合う働き方があるんじゃないのかな…」と立ち止まることもあるでしょう。
そんな悩めるあなたのヒントになれたらと思います。
目次
適職の見極め方
人間、生きていればいい日も悪い日もあります。
驚くほどうまくいき心がはずむ日がある一方で、なにをしてもうまくいかずどんよりと沈み込む日も避けられません。
そんなうまくいかない日でも前を向けるのなら、あなたは適職に就いていると言えるのではないでしょうか。
逃げ出さず、投げ出さず、こんな日もあると心を持ち直し、明日からはまた患者様・利用者さまのためにがんばろうと意気込めるのなら大丈夫です。
しかし、どうにもこうにも気持ちを立て直せない、明日も行けそうにない(それでもなんとかして行くのだけれど…)という状態なら、心が疲れているか適職に就いていない可能性があります。
人生の大部分を占める仕事という枠が、しんどさで埋め尽くされるなんて悲しいですよね。
もしあなたがそんな状態なら、自分の働きやすさを求めて動くのも1つの道かもしれません。
あなたに向いている働き方タイプ
たとえば、
・大勢と働くのが好きか | ひとりで働くのが苦ではないか
・研究発表していきたいか | 研究はまあいいかな…か
・組織に属していたいか | 裁量をもって働きたいか
など、みなさんそれぞれに考えをお持ちだと思います。
そういった自分の気持ち1つひとつを確認しながら、自分は以下のタイプのどこに入りそうかを考えてみてください。
①とにかくリハビリがしたい!あなたは…病院勤務タイプ
多職種と連携して、スピード感のある現場で力を発揮
リハビリスキルをめいっぱい活かしたいならココ!
②じっくり向き合いたいあなたは…施設勤務タイプ
長期的な視点で、生活に寄り添った支援ができる
利用者さまとゆっくりじっくり向き合いたいならココ!
③臨機応変な対応が得意なあなたは…訪問STタイプ
自分で考えて動く力が必要
とっさの事態にも慌てず対応できる自信があるならココ!
④発想力が光るあなたは…企業×STタイプ
教材開発・商品企画など、STの視点を活かした発想力が必要
「あったらいいな」をカタチにしたいならココ!
⑤情報発信が得意なあなたは…フリーランスタイプ
ライター・講師・コンテンツ制作・SNS発信など、自由にマネタイズ
トレンドに敏感でメディア系に明るいならココ!
⑥自分の想いをカタチにしたいあなたは…起業タイプ
訪問事業・教室運営・オンラインサービスなど、STのニッチなニーズに応える
苦難に負けず0→1を楽しめる人はココ!
いかがですか?
自分はここだなあと思うところ、ありましたか?
1歩前へ
ここだなあと思うところが⑥起業タイプだったから、じゃあ明日起業しよう!…とはなりませんよね。
フリーランスになるにはそれ相応の覚悟が必要だし、病院から施設に転職するのも勇気が必要です。
今の環境が合わないからといってよっこいしょ!で新しい世界に飛び込むことも、簡単ではありません。
それでも、先陣を切って新しい分野で活躍されている言語聴覚士のみなさんはたくさんいます。
そういった働き方ができること、その可能性が自分にもあることを心に留めておくだけで、明日からのお仕事が少し楽になるかもしれませんね。
そしていつの日か、「やるぞ!」と心が叫んだ日に、1歩踏み出すための地図としてこのコラムのことを思い出していただけたら嬉しいです。
執筆者:渡邉睦美(言語聴覚士)
このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
執筆者は企画の和久井のほか、色々な職場・働き方・ジャンルで活躍されている言語聴覚士に依頼していく予定ですので、リクエストもお待ちしています。
リクエスト等は、コミュニティ もしくは 「お問い合わせ」フォーム まで!
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