ワーママの働き方改革
2025/05/8
こんにちは、plus-STの渡邉です。
plus-ST公式Xをご覧のみなさまはご存知かもしれませんが、私はいわゆるワーママです。
保育園児3人を育てながら働いています。
そんな私の働き方改革の歴史です。
目次
フルタイム勤務が当たり前だった
私は第一子の産休に入るまで、フルタイムで働いていました。
当時の勤務先は訪問看護ステーションです。
身体が丈夫でめったに体調も崩さなかった私が休みたいのは妊婦健診の時間くらいで、予約時間を工夫したり時間有休を使ったりしながら特に問題なく働いていました。
時短正社員で復帰するも…
子どもが1歳のタイミングで保育園入園が叶い、同時に仕事復帰しました。
初めての子育てでいっぱいいっぱいだった私は、復帰前の面談時に時短正社員への転向を希望し、平日9時〜16時の勤務(元々土日祝日はお休み)に。
しかし、これで安泰…というわけにはいきませんでした。
初めて集団生活に入ったわが子は毎週のように熱を出し、「お迎えお願いします」の電話が保育園からかかってきます。
当時はコロナ禍だったこともあり少しの鼻水や咳でもお休みするように言われる上に、病児保育はいつも予約でいっぱいで急な利用はできません。
おまけに、丈夫だったはずの私自身も子どもから貰う菌やウイルスにはめっぽう弱く、家族総倒れなんてことも珍しくありませんでした。
それでも、ステーションに言語聴覚士は私だけの状況で、頻繁に休んだり早退したりするのは気が引けます。
利用者さまに予定変更の連絡をしては謝り、代わりに仕事を引き受けてくれる同僚に謝り、すぐに熱を出す子どもを預かってくれる保育園に謝り、自分たちもうつされるかもしれないのに面倒をみてくれる実家に謝り、小さな身体でがんばっているわが子に謝り…
いつもだれかに謝り続けていたのを覚えています。
このままでは会社にも迷惑をかけるし、自分も家族も疲弊して壊れてしまう…
そう思った私は、第2子・第3子の育休復帰前に、大好きだった訪問の仕事から離れる決意をしました。
休みやすさ重視
復帰前面談で、部署異動を願い出た私。
自分の休みが事業所の減収に直結しやすい訪問ではなく、自分が休んでも事業所の収益には直接影響しない部署を希望しました。
そこで配属されたのが、児童発達支援・放課後等デイサービスです。
ここでも言語聴覚士は私1人でしたが、訪問に比べると格段に休みやすくなり、私のストレスも減りました。
大好きでやりがいもあった訪問から離れることに葛藤がなかったわけではありません。
とはいえ、「今は家庭を優先する時期」と自分で決めたこともあり、前向きに取り組めました。
また、興味はあったけれども自分で1歩踏み出す勇気はなかった療育の世界に、会社からの提案という形で足を踏み入れることとなり、学びの多い毎日が有意義でした。
小1の壁に向けて
現在、3人の子どもは保育園に通っています。
数年後には小学生です。
保育園は夕方4時〜6時くらいまで預かってくれますが、小学校に上がるとそうはいきません。
学童も入れないことがあると聞きます。
ここでも働き方を考える必要がありますね。
今年に入り、私はまたもや働き方を変えました。
これからも子どもの成長などの環境の変化、自分自身の希望や意欲により、働き方や働く時間を調整して生きていくのだと思います。
新卒で病院に入職したとき、定年までここにいるのだろうと疑いもしなかった私が、こうも働き方を変えるとは思いませんでした。
さいごに
今はフットワーク軽く転職したり起業したりする人が増えました。
フリーの言語聴覚士というワードもよく耳にします。
1つの職場でその道を極めるのもよし。
学びたいこと・経験したいことに合わせてさすらうのもよし。
仕事以外の優先したいこと(家庭や推し活)のために調整するのもよし。
人によって差はあれど1週間のうちの大部分を占める仕事ですから、意欲的に楽しく取り組める方がいいですよね。
今悩んでいる方の背中をそっと押せたらと思います。
執筆者:渡邉睦美(言語聴覚士)
このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
執筆者は企画の和久井のほか、色々な職場・働き方・ジャンルで活躍されている言語聴覚士に依頼していく予定ですので、リクエストもお待ちしています。
リクエスト等は、コミュニティ もしくは 「お問い合わせ」フォーム まで!
また、コラム記事にコメント機能を実装しましたので、コメントもお気軽にどうぞ!
コメント機能は会員限定コンテンツです。
ログインしてからご利用いただけます。
既に会員の方はこちら ログイン
会員登録される方はこちら 新規会員登録