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モチベーションアップ術 ーST関連の映画・ドラマー

2025/02/4

こんにちは、plus-STの渡邉です。 

言語聴覚士に限りませんが、長く働いているとモチベーションが上がらない日もありますよね。 

そんなとき、みなさんはどうされていますか? 

私のおすすめは、言語聴覚士を取り上げている映画やドラマを観ることです。 

言語聴覚士が国家資格となり早30年近く。 

その知名度も上がってきており、言語聴覚士が登場する映画やドラマも増えています。 

今回はその中から、映画・ドラマを3本紹介しましょう。 

英国王のスピーチ(2010年) 

言語聴覚士が登場する作品として外せないのが、こちらの映画ではないでしょうか。 

アカデミー賞受賞作でもあり、ご覧になった方も多いかもしれませんね。 

吃音に悩まされた英国王ジョージ6世と、その治療を担当した言語聴覚士ライオネル・ローグの物語で、実話を基に制作されました。 

英国王室王位継承順位上位であり、国民を前にした演説の機会もあったアルバート王子(のちのジョージ6世)が吃音に苦しむ姿、プライドやトラウマが邪魔をして周囲の助言を素直に受け入れられない様子など、もどかしいシーンが多いです。 

一方で、患者と治療家という垣根を越えて友情を育み、孤独ともいえるアルバート王子のよき理解者として動くライオネルの手腕には、目を見張るものがあります。 

大衆の心を掴むために魅力的な演説をする必要があったアルバート王子が、どのようにして吃音を克服し、英国王ジョージ6世となるのかー。 

また、その一助となるライオネルが、言語聴覚士としてどのようにアルバート王子と関わっていくのかー。 

第二次世界大戦直前から開戦に向かう歴史的背景を鑑みながら観ると、さらに感動が増すと思います。

 

潜水服は蝶の夢を見る(2007年) 

閉じ込め症候群を題材にしたフランス映画で、当事者自身が20万回のまばたきによって書き上げた回顧録を映画化しています。 

その当事者とは、ファッション誌ELLEフランスの編集長ジャン=ドミニック・ボービーで、閉じ込め症候群の発端となった脳梗塞発症時は43歳でした。 

仕事で成功を収め、結婚はしていませんが愛するパートナーと可愛い実子たちに囲まれ、順風満帆な人生を謳歌している真っ只中の病。 

本人の絶望は察するに余りあるものでしたが、言語聴覚士アンリエット・デュランの指導の下、まばたきによる意思疎通を獲得します。 

周囲の助けを得ながらまばたきで紡がれた回顧録はベストセラーとなり、映画化され、遠い日本でも2008年に公開されました。 

脳梗塞発症時のパニックにも似た状況やそこに付けられた効果音は、鑑賞から15年以上経った今も忘れることができません。 

また、タイトルに繋がる『潜水服』の場面も非常に印象的です。 

フランス映画らしい芸術的な描写が随所にみられ、美しい映画だと思います。 

はつ恋(2012年) 

日本言語聴覚士協会監修のため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。 

主人公が言語聴覚士という、NHKで放送されたドラマです。 

タイトルからもわかる通り、物語のメインは言語聴覚士の奮闘記ではなく恋愛模様です。 

過去の辛い初恋を振り切り、夫・息子と幸せに暮らす村上緑がんを患ったところから物語は始まります。 

手術が非常に難しい部位であり、彼女を助けられる医師は世界にただ1人、忘れたはずの初恋の人・三島匡でした。 

過去の誤解が解け気持ちが揺れ動く緑でしたが、家族のために三島への想いを1度は封じ込めます。 

しかし、運命のいたずらか、今度は三島が失語症を患い、ふたたび再会してしまうのです。 

大人の三角関係…といった内容ですが、緑役の木村佳乃さん・失語症患者となる三島役の伊原剛志さんの演技は必見です。 

はつらつと仕事に打ち込む緑の姿は、モチベーションアップにはもってこいではないでしょうか。 

さいごに 

今回は、言語聴覚士が活躍する映画2本とドラマ1本をご紹介しました。 

これら以外にも言語聴覚士が登場する作品は増えており、嬉しい限りですね。 

 

ちなみに、現在放送中のNHK連続テレビ小説おむすびにも、言語聴覚士が登場しています。 

言語聴覚士・杉沢聡役を演じる犬飼貴丈さんはコメントの中で、「言語聴覚士という職業に関して少しでも多くの方に知ってもらえればいいなと思います」と触れてくださっています。 

ドラマの中ではNSTのメンバーとして活躍するようです。 

言語聴覚士がどのように描かれるのか、気になる方は上記3本とともにぜひご覧になってくださいね。 

 

執筆者 渡邉睦美(言語聴覚士) 

 

 

 このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
執筆者は企画の和久井のほか、色々な職場・働き方・ジャンルで活躍されている言語聴覚士に依頼していく予定ですので、リクエストもお待ちしています。
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