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言語聴覚士の求人票、ここを見よ!

2025/09/9

こんにちは、plus-STの渡邉です。

当サイトでも求人情報の掲載を始めましたが、みなさんどんなところに注目して求人票を見ますか?

どうしても【給与】【休日数】を重点的に見てしまう方が多いのではないでしょうか。

もちろんそれも大切ですが、さらっと見ただけでは見逃してしまいがちな“職場のリアル”を見抜くポイントをお伝えします。

対象者の割合

たとえば児童発達支援事業所の場合、対象者は100%小児です。

しかし、放課後等デイサービスでは原則18歳まで利用可能となり、一概に「小児」とは言えなくなります

 

また、病院やクリニックの場合、「対象:小児・成人」と記載されていることがありますが、実際の割合まではわかりません。

さらに、「成人」も若年層が多いのか高齢者が多いのかで仕事内容が変わってきます。

 

こういった細かいポイントを入職前に確認しておくと、「こんなはずじゃなかった!」が防げるでしょう。

可能なら面接前に見学をして、この時点で気になることをすべて確認しておけるといいですね。

業務内容・範囲

言語聴覚士は就業場所によって、業務内容やその範囲が大きく変わります。

 

たとえば、回復期リハ病棟であれば訓練時間が長い一方で、特養などの高齢者施設では嚥下評価に走り回ることも珍しくありません。

また、個別訓練よりも集団レク要員としてリハビリスタッフが稼働しているところもあります。

 

さらに、人手不足が顕著な職場だと、リハビリ関係なくトイレ誘導入浴後のドライヤー係まで担わなければならないなんて話も…。

 

他には、急性期だと患者さんの出入りが激しいので常に書類業務に追われることになりかねませんし、子どもが好きだからと児童発達支援事業所に入職したら保護者対応が多くて「こんなはずでは…」と再度転職する破目になった人もいます。

 

くわえて、評価用の検査道具が1種類しかない、訓練道具が揃っておらず自腹で準備が必要、勤務時間終了後に記録を書いたり勉強会に出たりするのが当たり前で残業必須など、外からは見えない&ともすると隠されてしまいがちな情報も、入職前にしっかり確認しましょう。

そうしなければ、苦労して転職しても「やりたい臨床ができない」と悩むことになります。

人員配置

言語聴覚士の在籍人数も要チェックです。

大きな病院であれば言語聴覚士だけで数十人というところもありますが、特に地方の小さな施設では1人職場も珍しくありません。

それぞれにメリット・デメリットがあるので、こちらも確認しておきましょう。

 

たとえば、新規の立ち上げは自由度が高い一方で、その苦労はたいへんなものです。

▶参考:クリニック外来ST立ち上げの際に必要だったモノコト | plus-ST | 言語聴覚士のコミュニティサイト

 

また、言語聴覚士が少ない職場は他職種からの理解が得られていない場合もあります。

そういった環境から信頼を積み上げていく覚悟も必要です。

まとめ

兎にも角にも、事前の確認が重要です。

面接時に改まってしまうと1歩勇気が出ない…との声も聞きますが、それなら見学時などの多少フランクな雰囲気のときにさらっと聞いてしまいましょう。

ご自身の目で見て、肌で感じることで、その職場が自分にとって働きやすいかどうかの判断がつきやすくなると思います。

 

そこで働くスタッフの活気はどうか、患者さんへの言葉遣いはどうか、見学者である自分への態度はどうか――。

そういったところまで意識を向けられると、入職後の後悔が減るでしょう。

事前に自分なりのチェック表を作っておくと、確認漏れが防げていいですね。

※おまけ

給与について、その額よりも「仕組み」をしっかりチェックしましょう。

 

 ・基本給+手当の内訳:賞与計算にどこまで含まれるのか

 ・残業代は出るのか or みなし残業として(何時間まで)含まれているのか

 ・昇給実績:何年でいくら上がっているのか

 

これらをしっかり把握しておかないと、「思ったより年収が伸びない…」といったことになりかねません。

また、これから結婚・妊娠・出産を予定されている方やお子さんが小さい方は、育児休業の取得実績や時短制度の詳細等も確認しておくことをおすすめします。

執筆者:渡邉睦美(言語聴覚士)

このコラムでは、臨床や経験に基づくこと、豆知識、問題提起など様々なトピックを扱います。
執筆者は企画の和久井のほか、色々な職場・働き方・ジャンルで活躍されている言語聴覚士に依頼していく予定ですので、リクエストもお待ちしています。
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